残暑見舞絵巻 (巻物の作り方)
こんにちは。お久しぶりの更新です。
残暑お見舞い申し上げます
立秋とは名ばかりで、連日の厳しい暑さ、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
さて今回はTRIPODdesignがお送りした残暑お見舞いをご紹介します。
ハガキではございません。定形外郵便物です。
そうです。タイトルにもあるとおり絵巻物です。
この絵巻物、中身はというと・・・
平成の世に蔓延る"ものの怪"たちのイラストが百鬼夜行風に描かれています。
さまざまな"ものの怪"たちが、ランダムに絵巻物に描かれておりますので、届いた方同士で見比べてみるのも一興かと存じます。
この暑さもまだ続く気配、くれぐれもご自愛くださいますようお願い申し上げます。
と、普段ならここでお別れですが、今回は夏休み企画「おうちで絵巻物をつくろう!」と題しまして、
ネットで検索してもなかなか出てこない絵巻物の作り方をTRIPOD流ですが、伝授いたします。
「夏休みの工作や自由研究がまだだよー。」な方や「絵巻物に興味があるけど、作り方が解らない!」などという方は必見です。
それでは、まず材料から。
続いて完成イメージです。
外装の和紙は全体には貼らず、芯棒の1周ぶんだけ。
内側の白紙部分にお好きな絵を描いてください。
今回、芯に使う棒は直径2cm・長さ10cmです。
はじめに雰囲気を出すため芯棒に絵の具で着色します。
その後ニスを塗って艶を出します。
次に"ひも"の準備。ひもは50cmに切っておきます。
短めに切ったテープを2枚用意し、ひもの先端でテープを2つに折り、さらに周囲をぐるりとテープで巻きます。
ひもの両端に施してください。
続いて巻物本体部分。絵が描かれる部分です。
ベースとなるデータをPDFでご用意しましたので、こちらからダウンロードしてインクジェット用和紙にプリントします。
それぞれ枠線に沿って切り離します。
上半分が絵を描く部分ですので自由に、ものの怪なり、奥様なりを描かれてください。
下半分の赤・緑・青の四角いパーツは、外装用の和紙がご自分で用意できない方ようの"なんちゃって外装"です。
一番左下には、ご自分で用意した外装和紙に貼るための宛名を配置しています。切り取ってお使いください。
本体を仕上げていきます。
テープを幅1cm×長さ30cmに切ったものを2本、幅1.8cm×長さ10cmに切ったものを1本用意します。
これが、絵巻部分を囲む金色の飾り枠となります。
さらに、幅1mm×長さ6cmに切ったものを4本用意します。
ちょっと大変ですが、完成時の見栄えに大きく影響しますので、頑張って切りましょう。
外装用の和紙を準備して・・・
外側の左端に貼ります。
和紙自体にのりなどは必要無く、金色のテープで挟むように上下を留めます。
左右のテープの長さが余ると思うのでカットしてください。
端の部分もテープを折り込んで和紙を留めるのですが、このときプラ棒を包むようにテープを巻いてください。
こうする事で型崩れを防ぎ、絵巻を広げやすくなります。ここでも余ったテープはカット。
貼り終えたら、穴あけパンチ等で穴を開け、ひもを通します。
いよいよ、芯棒に絵巻本体を巻きつけていきます。
内側に2ヶ所両面テープを貼る位置を指定しています。
宛名の各辺に先ほどの1mmテープを・・・
外装和紙に宛名を貼り、そのままくるくると巻いて、最後にひもで結わえれば完成です。
どうでしたか?簡単ではないでしょう?
手間は掛かりますが、巻物を開くのは意外とワクワクするので、皆様も誰かに贈ってみてはいかがでしょうか?